思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

阿部定 最後の7日間

☆☆★

逮捕された阿部定の取り調べシーンから始まり、供述の合間に回想シーンが逐次挟まる構成。そのほとんどがベッド(布団?)シーン(@_@)
乱暴に言えば、色情狂の定が、首締めプレイの中で、心臓発作で死んだ情夫の局部を切る、というだけの話。
お色気シーンは沢山あるのに、局部「だけ」に執着する描写でももっとあれば、局部だけを持ち去ることへの説得力が出たんじゃないかな……(´Д`)
情夫・吉蔵役が、これまた床上手なだけのダメ男というのは、見た目と含めてある意味リアルなのかもしれないが。
定のほうは史実のへちゃっとした顔とは異なり、色気たっぷりの女優だが。
になみに、『ヒトラー 最後の7日間』に便乗しただけのタイトルなのか、別に7日間だけを描いた映画ではなかった。
事件を知るという意味では、別に観なくても何の問題もない映画。
照明が良い仕事をしていたのは特筆すべきかな。