『鉄道イノベーションが日本を救う』阿部等
☆☆☆★
角川SSC新書
「明治33年に制定（略）鉄道営業法に（略）「鉄道利用者は座席のない列車へは乗車できない」「駅員・車掌等は定員を超えた列車へ利用者を，無理矢理乗せてはいけない」」
「昭和47（略）上野駅の混雑ぶりは激しかった。
指定席は即完売、指定席を買えない多くの人たちが、自由席に乗車するため長蛇の列を作る。人波は駅構内では収まらず、駅前広場にも巨大テントを張り（略）盆と正月に必ず設置された」
「鉄輪式リニアは、荷重の支持と進路の案内は車輪とレールによることは通常の電車と同様だが（略）左右レールの間にリアクションプレートを敷き、それに相対するリニアモーターを電車の台車下部に取付け、両者間の電磁力により駆動……。制動する仕組み」
「その場で財布から出す金額のみを比較するから、電車は高く自動車が安く見えるに過ぎない。（略）自動車の固定費相当分は（略）１日当り1000〜2500円となる」
「ロサンゼルス（略）片側４車線、５車線のハイウェイが縦横に張り巡らされ（略）都市面積の3分の１を道路が占め、さらに高層パーキングを含めて実に3分の1を駐車場が占めている。（略）これが自動車社会の実態」
