思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『怪獣要撃戦』
☆☆☆★

再読。
軍事的知識が増えた(そして怪獣映画が作られなくなった)いまとなっては、当時ほど楽しめないものの、逆に東南海大地震が現実の危機になっている現在では、災害シミュレーションとしての側面にも意義が出てきている。
特に怪獣映画では無視されている兵器ごとの威力についての記述はファン必読。海自のハープーンや大砲、魚雷が効かない相手には、スペック的に陸自の兵器が効く訳がないのだ。
二十年前の本なので(もうそんなに経ったのか!?)巻末のゴジラ対策の自衛隊インタビューに、現在は保守的評論家として活躍している潮匡人氏が登場しているのに驚いた(^_^;)