思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『魔術師を探せ!』読了

なんか思ってたのと違う感じだった。なにより、表紙イラストを含め、先入観として中世が舞台だとばかり思ってたら、第二次大戦の前後あたりの現代ものだったのに驚いた。解説にもあるように、パラレルワールドなのだが、高校、大学とヨーロッパ史の授業をとってた割にヨーロッパ史がよく分からない私としては、どこからずれてるのかすら分からない…(^_^;)本文中でも歴史の解説があるのだけれど。
魔法アリでの本格ミステリということだが、アイデア(設定)の作り方、本格度などは西澤保彦の初期作品のほうが断然巧い、という感じがした。
これはこれで懐かしい味わいはあるのだが…。