思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

劇場版 薄桜鬼 第二章』
☆☆☆

音声メインで聞いていると、ほとんどBLのドラマCDみたいだった(@_@)
セリフも、どこかで聞いたような台詞ばかりで、オリジナリティはなかったなぁ…。まあ、中嶋女性キャラは可愛いし、作画自体は悪くない。もちろん、川井さんの音楽は重厚で的を射ているので、損をした、とまではいかないが…。
前作を劇場で観てから間が開いているので、私的には、『刀剣乱舞 花丸』とごっちゃになってしばらく混乱した(^_^;)
タイトルの意味がようやく最後に明らかになるのはいいが、生きてじゃ史実と矛盾するでしょうに。まあ、鬼とか吸血鬼とかが出ている時点で史実どころじゃないけど。
新撰組は終わってしまったし、まだまだ続くのかと思ったらもう終わりっていう感じ。本作は前作よりも駆け足だったので、半ば打切りみたいな感じだったのかな?

劇場版 薄桜鬼 Blu-ray BOX劇場版 薄桜鬼 Blu-ray BOX

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 2016-10-05


『あゝ陸軍 隼戦闘隊』
☆☆☆★
よく名前は聞くが、よく知らないので観てみた。まずは69年製作で、カラーというのに驚いた。てっきり『ハワイ・マレー冲海戦』とかと同じ、白黒かと思っていたのだ。
部下の戦死に人一倍心を炒める、人情に厚いが、質実剛健という加藤隼飛行隊長についてはよく分かる。
地上の九七式とか隼についてはモックアップで、完成度についてはよくわからない(^_^;)プラモより大雑把にしか見えないのだが、大和ミュージアムの方もダサダサに見えたしなぁ…。
特撮は、当然ミニチュアにしか見えないが、ワイヤーワーク(吊り技術)は戦隊はもちろん、ドッグファイトも現在のCGとかとも見劣りしない。中でも、ラストの簡易飛行場から、地煙を上げて離陸するシーンは素晴らしい!
しかし、返す返すも脱出装置がない当時の日本の飛行機によって多くの人命が失われたのが心苦しいなぁ…。

あゝ陸軍 隼戦闘隊 FYK-503-ON [DVD]あゝ陸軍 隼戦闘隊 FYK-503-ON [DVD]

オフィスワイケー 2012-06-29