思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

姉妹


☆☆★

9分の短編アクション映画。主な登場人物は3人で、そのうちのひとりが、伊澤沙織さんだ。
幼い時に生き別れた姉妹(出演俳優数としては、この幼少期の姉妹役もいるので、5人)が、二十歳前後になって再会し、反目するが、二人を引き離した男を発見して、共闘して倒す(殺す)という話。10分未満の中に、女どうしのバトル、2対一のバトルというふたパターンを入れ込んでいるのが特徴か。
アクションのタイプとしては、低予算なので当然ながら、ワイヤーなしで、相手の近くを回るような刃物を使う感じ。地下道で、壁を蹴る(走る)のも、よく見る。
この映画だけではなく、どれもそうだが、特に刃物ありのばあい、2対一で、ちょっとでも攻撃を防ぎきるのは、そうとうの戦闘力差がないと、リアリティ的に嘘がバレるよなぁ……。素手とか、棒とかなら(映画的なリアリティとして)誤魔化せる範囲が広がるけど。
同じ短編アクションとしとは、『ヘヴンズ・ラッシュ』のほうが物語的にも、アクション的にも、演出的にも好きだなぁ。