思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

マガディーラ 勇者転生


☆☆☆★

『RRR』の監督の過去作で、ひとり対百人という超バトルアクションがある、というので観てみた。
映画が始まると、CG背景丸出しなので、『王の凱旋』のようなファンタジー風の時代劇かな、と思いきや、舞台は現代に。
チャラい男や女、すぐにダンスバトルが始まり、しかも毎回長い! 完全に私の嫌いなミュージカル(洋画の分類では)である。よく言えば、ミュージカル場面を除けば、香港のコメディ映画に近いのだが。あまりにもミュージカルが多いのと、画面も登場人物もチャラいので、見るに耐えず、ほぼ早送りで観た(^^;)
すると、終盤あたりで再び過去世のエピソードに戻る。アヴァン・タイトルのシーンの直前の場面だ。一対百人、というのはここのこと。ただ、橋のような崖の上なので、百人といっても、それほど壮絶ではない。香港の武侠アクションでは何度も観た雰囲気ではある。香港アクションの華麗さはないが、パワーと勢いはあるので、その手の香港アクション映画を観たことがなければ、十分に燃えるシーンかも。
ただし、軽自動車で、何もない地面から数メートル上のヘリまでジャンプするとか、トンデモ展開もあり、ファンはそんなツッコミどころも含めて楽しんでいるのかな? 矢が胸に2本刺さっても変わらず戦ってる事とかね。
私的には、数百年後に転生なんかせずに(現代パートはいらないので)、時代劇のまま終始してくれてほうが良かったなぁ。そうすればせめて早送りせずに観たと思う(^^;)