思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

遊撃/映画監督 中島貞夫


☆☆

『なんとか純愛記』の制作中の中島貞夫監督と、その足跡をたとるドキュメンタリー。
過去の作品や、映像もちょっとだけ見せてくれるが、なにが凄いのかはわからなかったなぁ。
それよりも、プロデューサーに吉本興業が大きく噛んでいるのは知らなかった(もちろん、エンドロールに出てたんだろけど)。特に三下の切られ役には、若手芸人がたくさん参加して、(もちろん主役の高良健吾も)その稽古場面が何回も映される。
最後には、いわゆるコロナ騒動や、その中で公開されて結果が芳しくなかったことへの述懐なんかもある。
私的には面白く感じなかったわけで(というより、ないよをほとんど覚えていないし)、製作意図の大きな部分としと、チャンバラの復権という点においては、『時代劇は死なず チャンバラ美学考』や『太秦ライムライト』そして『スローな武士にしてくれ』のほうが、功績があったと思うし。