思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『消えない』☆☆☆

YouTubeに公式で挙がっていた、ユーチューバーと、埼玉県とコラボして作られた短編映画らしい。わずか11分しかない。
後輩でドライバー役の登場人物が、どうも演技がヘタだな、と思ったら、若手役者じゃなくてユーチューバーだったからか(^_^;)
主人公の方がちゃんと見られる演技(台詞)の人で良かった。
導入の2分くらいは、低予算っぽい間の抜けた(冗長な)カメラワークに感じて、大いに不安だったが、3分くらいでいきなり幽霊が出現してからは、テンポの良い編集で、一気に見れた。
幽霊は、典型的な貞子スタイルで、顔は全く、一切見えない。いわゆるビリーバーというか、カルト的な、変な腕のポーズを終始取っているだけで、動きも喋りもしない。出現は主人公の近くだでで、瞬間移動を繰り返して、常に主人公の近くに移動する。状況に応じて、ちゃんと立ったり座ったりする。
塩をかけても素通りするのか効果がないのかよく見えなかったが、これ、東京の電車の通勤ラッシュに行ったら普通に、出なくなるんじゃない??(^_^;) 他人に重なって出られないでしょ? それとも一人分ぽっかり空間が空くのか??
さすがに短編なのでオチを書くのは避けるが、短い映画や演劇ほど、お笑いコントとの境界線が曖昧になるよなぁ・・・。タイトルも、ラストまで観れば、上手い付け方だと思う。

2021年 日本