思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『HOW TO BUILD GUNDAM 2』
☆☆☆★
ホビージャパン

敢えて本書中にもあるように、本書は中級編。単なる第2弾ではなく、レベル2なのだ。ほとんどの作例が、ストレート組みではなく、何らかの改造を施されている。
本書の中でも、現在でも伝説として語り継がれている超絶作例がある。表紙のフルハッチ・オープンのガンダムジオング、06Rだ。
ジオングに関しては正直、その凄さはよくわからない。どう見てもスカートが短すぎるのだ。もちろん、キット改修作例として考えれば、サンダーバード塗りなどは充分格好良いのは分かるし、スカートを大型化して、破綻なく成形するとなれば大改造になるだろう。とはいえ、本書にはそれくらいの作例はゴロゴロあるのだ(@_@;)
ガンダムに関しては一目瞭然、言うまでもないだろう。
改めてすごいと思ったのが06R。特に大河原デザインの立体化、という天においては、現在の目で見ても素直に格好いいと思える。当時のいわゆる300円ザクしかない時代、プロポーションを知っている身としてはなおさらだ。唯一、二の腕がキットを引きずって太すぎることを除けば、後のMGにも全く引けを取らないプロポーションと言える。直後に、これをベースにして開発されたプラキットよりもプロポーションが良い、というのが凄すぎる。