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『レプリカズ』☆☆☆

アンドロイド、クローンの研究者役のキアヌ。死亡直後の脳をスキャンし、アンドロイドに移し替える研究をしていた。だが、失敗続き。３４５回目（？）もまた、人工ボディに脳スキャンデータをダウンロードした直後に暴走してしまった。
そんな中、家族旅行に向かう最中に自動車事故で、キアヌ以外の家族が死亡。パニクったキアヌは、急いで家族の脳をダウンロードし保管。禁止されているクローン技術で３人を復活させようとする。
秘密裏に３人の赤ちゃんを育てるシングルファーザーと研究者の両立は大変だろ・・・と思ったら、水槽内で、二週間くらいで妻は４０前後、子供は１０歳くらいまで一気に成長。
ちなみに、死んだ家族は４人なのだが、クローン水槽と材料が３人分しかなかったので、１人に関する記憶だけご丁寧に削除。
そうこの映画、科学的というか、SF的なリアリティはほとんどない。イメージだけのなんちゃって理系映画なのだ。ストーリーだけ見ればDVDスルーか、アメリカのテレビ映画と大差ない。金持ちキアヌがプロデュースしているだけあってか、『JM』か『マイノリティ・リポート』みたいなヘッドアップディスプレイをはじめ、CGなどのルックはしっかりしている（というか普通に格好いい）のだが、内容だけ見れば完全にC級。