思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

伝説のアーケードゲームを支えた技術

松浦健一郎&司ゆき
☆☆☆★
技術評論社

主にアーケードを中心にしているが、家庭用ゲームも含めたゲームのハード及びソフト両面から、技術開発の歴史を解説したもの。ゲームシステムや面白さよりも、理系的な開発技術史である。

「1976年に登場するZ80は(略)現在でも(略)パチンコやパチスロにおいて(略)使われています。」

スペースインベーダーを見ると(略)敵を一体ずつ順番に動かしている(略)特定の敵に注目してみてください。1秒尺ごとにしか動いていないことが確認できます。」

「枚数の制限を超えてスプライトを表示しようとさ場合、優先順位の低いスプライトは表示されない(略)ゲームによっては、スプライトの順序をソフトウェアで随時変化させることによって、スプライトを交互に表示させる工夫をしています。この場合、スプライトは点滅して(ちらついて)しまいますが、どのスプライトについても「全く表示されない」ということは避けられます。」
ファミコンでお馴染みの(?)ちらつきは、バグというマイナス面というより、大量のキャラをなんとか表示させようという工夫(苦肉の策?)だったのだ。