思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

中沢孝夫『中小企業の底力 成功する「現場」の秘密』を読む
基本的には、学術的なトーンで、印象に残ったところも、他の著書からの引用となる、現場の声となりました。

印象に残ったところ


「品質管理も量産技術も同様ですが、過去、どれだけ失敗しているかが大事」


「(仕事の)「量」を通して初めて仕事や職場や会社の本質をつかみ、勘を養い、術を磨くことができます」


時宗(3)』

「人の道などだれにも分からぬ。分からぬゆえにそなたらとて将軍を立てようとしたのではないか。もしかすると立場が反対になっていたかも知れぬ。武者なれば潔く馬から下りて、次の道を探せばよい。」

「これは身内が打ち揃って舟遊びをしているところを、見知らぬ夜盗らに襲われるようなもの。良いも悪いなく刀を取って戦わねばなりませぬ。しかも刀を手にしているのは手前一人。道にあるなら手前一人が盾となって身内らを逃れさすこともでき申そうが、舟の上ではそれも無理な話。敵は見境もなく身内に弓の先を向けてくる。(略)知らぬ相手なれば確約がなきこと。娘や女房をさらって行く恐れもあり申す。(略)ひたすら命乞いした上に娘や女房を連れ去られた者は、なぜ刀を持ちながら戦わなかったかと悔やみ、戦った果てに身内ともども死を迎える者は、これが最良の道で会ったかと悔やむはず。」