思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガルフォース3

☆☆☆☆★

久しぶりに再見。通算では5、6回めくらいかな?
やっぱり面白い。やっていることは異種属の宇宙戦争。か弱い少女(女しかいない種族という設定と、それを十二分に活かしたプロットが素晴らしい)が戦争を止めるという、『マクロス』みたいな物語。だが、本作では歌の代わりに起こした奇跡も、全く垣間見られることなく両者全滅してしまう。まさにアンチ『マクロス』派の私なので、アンチ『マクロス』的展開に痺れまくる!(^^;)
前作では決戦最終兵器的に登場した惑星破壊砲が両陣営とも、複数登場し、全面対決へのカウントダウンを盛り上げる。
これ、今のマクロススタッフがリメイクしたら、艦隊戦とか、凄い格好いいものができるだろうになぁ……。本作でもエフェクトとか、ポイントを、絞った作画と演出で、今の目でも充分格好いいが。
SF的なツッコミポイントは、たらはフォーミングが一晩で完了するのがあり得ないくらい。それだけ、というのも凄い。
また、本作はクラークのオマージュもあって、それがちょっとひねられているのも面白い。
エンディング曲は、全く記憶になかったなぁ……。『1』『2』は覚えてるのに。
メカと美少女とSFという、オタク向け100パーセントながら、本格SFの王道を行く、隠れた秀作。
中でも『1』でのオープニング曲が素晴らしいんだよなぁ……。それが本作のクライマックスで、満を辞して流れるのが、分かってる!
唯一の難点(?)は、キャラの名前が全部「ィ」で終わるので、覚えづらいこと(^^;) それを覚えるのがオタク(ファン)なのだが……。