思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

マネーハンター美鈴

☆☆

「沖縄の闇に挑む」とケーブルテレビの解説にあったから、てっきりノンフィクション系かと予想して楽しみにしていたのに……。予想は、沖縄への国家のカネ(補助金)、暗躍するアメリカやチャイナマネーの実態を暴く、的なもの。
ところが、観てビックリ。セクシー系女優の低予算映画(@_@) 半グレが米軍の現金輸送車を襲い、殺人&強盗。この時点でリアリティゼロ(´Д`)
その犯人の娘が、仲間割れのせいで隠されたままの金を探しに来たら、仲間だった男がヤクザになり、そいつらとゴタゴタになる、という『Vシネ』的な、低予算映画にありがちな話だった(´Д`)
もちろん、見せ場の濡れ場はあんまり本筋とは関係なく、4回くらいあった。まあ、綺麗な裸なので悪くはないが。
物語としても最大の不満は、主人公の母親(強盗殺人一味の中の一人の、彼女で主人公の母親)が元一味のヤクザに、主人公をおびき寄せるために拉致された際、拷問がてらレイプされなかったこと。『幼獣都市』じゃないけど、ヤクザに拉致されたなら、当然レイプされる(少なくともフィクションでは)ところでしょう。あばさん然としてなくて、劇中でも「綺麗だ」と言われてるんだし。
真面目なところ(?)では、セリフの棒読みと、低予算だからしょうがないとはいえ、銃撃カットが、運動会のピストルと大差ないエフェクトだったのには萎えたなぁ……。