思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『レクリエイターズ(6)』

☆☆☆☆

主人公が、全ての元凶が自分であることを告白し、いよいよここから逆襲だ、といつところで完結。掲載誌での状況を全く知らなかったので、戸惑うばかり。 こういう時は、せめて単行本にはあとがきで事情を説明すべきだろう。
絵柄的には『デスノート』の小畑健の影響、それこそパクリ的な、そっくりな表現が多かったり、タイトルページのように人物のアップでは、まだ絵の不安定さが垣間見えたり……。
ただ、このまま進めても、原作たるアニメのラストは悪評もあるみたいで、むしろ打ち切りの理由はそっちサイドなのかも……。少なくとも、この漫画には、そんな酷い要素はないから。
ただ、メインたる、主人公の初恋の人(?)たる創作者が自殺した理由の描写が弱いのが真面目なところ、難点かも。もしかすると、打ち切りが決まっていたから、一話内で駆け足説明にせざるを得なかったのかもしれないが……。