思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー』

『ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー』☆☆

全然期待してなかったが、やっぱり予想通り。ハリウッドが香港アクションっぽい映画を作った際に陥る欠点が、まんま露呈された残念作。
私的に言えば、『ロミオ・マスト・ダイ』みたい。普通に、ゲームみたいに、各地でストリートファイトする映画でいいやん。まあ、そのへんはゲームの前日譚ってことなので、固執するのは野暮なのかもしれないが。
とりあえずチュンリー役は、可愛いし、アクションもそれなりなんだけど、子供時代はちゃんと中国人なのに、大人になったらラテン系というか、アジア系には見えない(人をキャスティングした)のはなんで?(^^;)
中盤、屋台街を逃げるシーンでは、特にアクションがあるわけでもない。ここはジャッキー映画ばりに売り物を使ってアクションしないと!
バルログのへなちょこっぷりも情けない( ´Д`)
チュンリーの師匠役の人が、二枚目中年でも、老人でもないのがこれまた分かってないポイント。ハリウッドで老師が無理なら、リュウを師匠にするくらいしても良かったのに。ラストでは、本作には登場しないリュウの名前が出てくるから、続編を作る色気があったんだろうねぇ……( ´Д`)
チュンリーの必殺技と言えば、逆立ち旋風脚波動拳(どっちも正式な名前はたぶん違う(^^;))だが、旋風脚は中盤に、波動拳は中盤から師匠に習って、最後の最後に出る。それはいいけど、リアリティ的にどうも浮いてるよなぁ……。