思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

最終兵器彼女(5)

☆☆★ 高橋しんもう、読めないなぁ……。 キャラの区別がつかないし、やってることもぼんやりしたポエミーな「戦争」だし。

最終人類(下)

☆☆☆★解説にもあるが、下巻に入って、普通なみには面白くなってきた。 主人公が、順に精神階層を登ってゆく、その超知性の描写がみどころ。 ただし、どうにも隔靴掻痒というか、第五階層まで設定されているのに、第三までしか登場しないとか、人類の絶滅の理…

『高慢と偏見とゾンビ』☆☆☆★なぜ録画しようとしたのか忘れた(逆にそれが面白いのだが)が、変わった映画だ。 ゾンビものであることには疑いないのだが、舞台が中世から近代のイギリスなのだ。銃や大砲はあるので、日本で言うと江戸時代末期?? 主人公は貴…

『ミッション・インポッシブル フォールアウト』 ☆☆☆なんか最近の『007』みたいだったなぁ・・・。中盤の「誰がスパイか?」と言う二転三転こそミステリーチックだったものの。 見せたいアクションを最初に考えて、ストーリーは後から辻褄を合わせた、と…

最終人類(上)

ザック・ジョーダン著/中原尚哉訳 ☆☆★ ハヤカワ文庫SF人類が絶滅し、最後のひとりらしき女の子が主人公。正体がバレるとまずいらしく、正体を隠して暮らしてきる。 謎は下巻か続刊で明かされるのかもしれないが、人類が絶滅するに至ったという、SFとしては…

『ゴジラVSコング』☆☆☆★ なんかマイケル・ベイ映画みたいな大味大作だった。 音楽も、冒頭の南部のおっさんみたいな歌ものだったり、他にもコングをおっさんに見立てたような演出があって、どちらも萎えた。それ以外の劇伴も、伊福部節がゼロなのは許せると…

クレオパトラ

☆☆☆☆金と時間をかけすぎて、映画会社を潰しただか、公開前に潰れかけたとかいう話は知っていたが、空前の超大作として、『イントレランス』とならぶ伝説的映画であることくらいは知っていた。 始まってみると、ど頭からその規模に圧倒される。そこから、普…

エヴェレスト 神々の山嶺

夢枕漠 ☆☆☆☆ 角川文庫映画の原作。元々は『神々の山嶺』という題名だったものを、タイアップとして改題。千ページを越える大作だが、漠さんのこと、簡単に読めると思ったら、前半は意外としっかり書かれていて、以外と時間がかかった。ただ、あとになるほど…

ARC

☆☆☆★邦画なのに洋画みたいなタイトル、ケン・リウのSFが原作であること、そして不思議なビジュアルの予告編と、『蜜蜂と遠雷』の監督の最新作だけに期待して映画館に出かけた。 最初は『蜜蜂と遠雷』のようなルックで、ピアノをダンスを置き換えたような雰…