思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『ミッション・インポッシブル フォールアウト』
☆☆☆

なんか最近の『007』みたいだったなぁ・・・。中盤の「誰がスパイか?」と言う二転三転こそミステリーチックだったものの。
見せたいアクションを最初に考えて、ストーリーは後から辻褄を合わせた、と言う作りだったのはこれだったっけ?
辻褄が合ってないけど(´д`)
特にプルトニウムが盗まれて、フランスへ行って地元の組織と接触して、爆弾を探す。これ、真ん中のパートが丸ごと要らないだよねぇ・・・。この辺は『スターウォーズ 最後のジェダイ』と同じ症状かも。
何にしろ、「それ要らんやん」と言う描写が多く、最大のものは中盤の追いかけっこで、GPSを元に進路をガイドする相棒が「タブレットの回転をロックしていたから左右を間違えた」と言うところ。ターゲットの座標も表示されているわけだから、相対的に見て間違えるわけないやん。ターゲットは歩いていて、トムは全力疾走なのに全然追いつけない、と言うのは映画あるあるなのでパスするとしても。
アクションが見せ場なのだが、トムよりも一番良かったのは、クライマックスの、爆弾魔と女スパイが闘うシーン。トムの相棒が首吊りされかけているのを、木箱を蹴って足場にしてもらっている間に格闘する、と言う『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』か!? と言うシチュエーションなのだ(^_^;) アクションのキレも良かった。