2011-01-01から1年間の記事一覧
ホラー文庫ではあるが、極めてSF寄りのホラー短篇集。臓物大展覧会 (角川ホラー文庫)小林 泰三 角川グループパブリッシング 2009-03-25
あなたのための物語 (ハヤカワ文庫JA)長谷 敏司 早川書房 2011-06-10
ほぼ日常 腐女子書店員の4コマ (マジキューコミックス)木成 あけび エンターブレイン 2011-08-25
質量はどのように生まれるのか (ブルーバックス)橋本 省二 講談社 2010-04-21最近の新カバー版ではなく、旧版で読んだけど、全然古びていないのが凄い。 基本はスペースオペラ調だけど、ホログラムキューブとか、さりげないアイテムが、SFや科学の基礎に基…
野田内閣に期待すること 素人の防衛大臣を筆頭に人気も実力もないメンバーが揃った野田内閣。 何も知らない(無知は罪)国民の世論調査の数字は高いが、ある程度以上政治に関心のある人から見れば、ダメダメ内閣なのは一目瞭然。当然野田氏じしんも承知して…
鬼の跫音道尾 秀介 角川グループパブリッシング 2009-01-31
スタンドのような“ヒトデナシ”、顔からアイデンティティまで奪ってしまう無貌など、SF(ファンタジー?)的な設定を導入し、舞台まで藤宮(とうきょう)など、日本的なものにしたミステリー。 てっきりファンタジーか、せいぜい伝奇小説だと思っていたら、…
ドロシー・L・セイヤーズ著/浅羽英子訳 ☆☆☆ 創元推理文庫 どうも海外の推理小説はかったるくていけねぇ。リアリティというか、小説としてのディテールや、人間ドラマを描くための会話などが、だ。 それじたいが楽しければいいのだが、さっぱり面白くない。…
殉教カテリナ車輪 (創元推理文庫)飛鳥部 勝則 東京創元社 2001-07
室谷克実+三橋貴明 ☆☆☆☆☆ PHP マスコミ、政治家、評論家、タレントたちが決して口にしない、認めない、韓国の“事実”を次々に明らかにする対談。 その分野は経済、文化、歴史、芸能に至るまで実に幅広い。 「哀れなヤツら」だとわらい飛ばすのは簡単だが、韓…
ロジック重視のミステリ作家による短篇集。 身体障害者が探偵役、というのが珍しいかも。 介護業界についてや、身体障害者についての取材に基づくトリビアもある。 驚天動地の大どんでん返しはないが、有栖川有栖の作品が好きな人には楽しめるだろう(各作品…
☆☆☆★ 閉館となる図書館に深夜、全く別の目的で忍び込んだ女子高生と青年たち。 そこへ玩具のヘリコプターが次々と襲いかかって来る。 いったい誰が、何の目的で?そして彼らは生き延びることができるか? 潜入ではなく脱出という違いはあるが、素人がミッシ…
よくも悪くも、こんな中身のないバカ話は久しぶりだ。 徹底的に言葉遊びに過ぎず、ミステリのようなどんでん返しがあるわけでもない。 ある意味ゴミだとも言え、何度投げつけようかと思ったことか…。 まだ蘇部健一や清涼院流水の近年のミステリのほうがまだ…
日本・マラソン列車殺人号 (光文社文庫)辻 真先 光文社 2011-08-10幻獣坐 The Scarlet Sinner (講談社ノベルス)三雲 岳斗 講談社 2010-03-05
関田涙 ☆☆☆★ 東京創元社 講談社ノベルスのラノベファン向けではない、いかにも東京創元社らしい作品。 パラレル日本で、仇討ちが公認されているという設定だが、それよりも『インシテミル』などのゲーム的設定といったほうが分かりやすいだろう。 ということ…
在野の歴史家としての顔の他に、ジャーナリストとしての面も持つ井沢元彦の、後者の側の著作。 朝日新聞や週刊金曜日など、サヨク勢力がいかに事実をねじ曲げて報道したか、ということを事実を挙げて批判している。こういう事実を知っていてもなお朝日新聞を…
プラクティス・エフェクト (ハヤカワ文庫SF)デイヴィッド ブリン 友枝 康子 早川書房 1986-07うしろ (角川ホラー文庫)倉阪 鬼一郎 角川書店 2007-03
沈黙の艦隊 (30) (モーニングKC (455))かわぐち かいじ 講談社 1996-03海江田の演説より 「民主主義の核となる多数の意志は 有史以来変わることなくすでに確定しています! 戦争について60億の人々に直接聞いてみるならば(略)われわれ人類の大多数は 有史…
悪魔はここに 星影龍三シリーズ 鮎川哲也コレクション (光文社文庫)鮎川 哲也 光文社 2007-06片眼の猿 One‐eyed monkeys道尾 秀介 新潮社 2007-02-24日下公人の発想法 いま、日本が立ち上がるチャンス!日下公人 ワック 2011-08-11
封印 史上最強のオタク座談会 (史上最強のオタク座談会)岡田 斗司夫 山本 弘 田中 公平 音楽専科社 1999-07
アメリカに対して宣戦布告したかと思えば、攻撃態勢に入った30機のヘリ部隊に対して白旗を揚げる。戦争の手続きそのものを嗤うかのような海江田の戦術。 そして大統領の攻撃中止命令が間に合わず、発射されたミサイルが迫るに至って、2つめの大きなクライマ…
大学1年生のゼミ2回ぶんを収録したもの。 他の著作と違って講義ではないので、哲学の基本である対話により近くなっていて、これこそ哲学!という気がする。 またしょうもない質問や勘違いなどのやりとりをそのまま載せているので、『ソフィーの世界』をは…
☆☆☆★ 短篇集。どの作品にも多重どんでん返しがあるのだが、それらはトリックによるものというよりも、単に(描かれていなかった)人間関係が語られるというものが多い。 連城三紀彦的といえなくもないが、日常の謎としても、どちらにしてももうひとつパンチ…
経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS)小室 直樹 ダイヤモンド社 2003-12-19
人気特番タブー噂の真相 (ナックルズBOOKS 26)ミリオン出版 2011-06-02沈黙の艦隊 (22) (モーニングKC (366))かわぐち かいじ 講談社 1994-06
毎回書いてるような気がするが、ほんと、こんなの商業出版させちゃいけないよ! ようやく事件らしいことが起きかけるのだが、こんなの4巻めにしてやるこじゃない。まあ、そういう点に於いてはラノベ的なのかもしれないが…。 読者として、もしも許せるとした…
メイントリックじたいはさすがと思わせるが、いかんせん長すぎる。 どうでもいい描写とか会話を除けば1/3で済むのではないか。ついでに言えば人も4人殺されるのだが、2人で必要十分である。(なんせ解決編では最初と最後の殺人しか触れられないくらいだ)…
口述筆記なのかどうかどうか知らないが、口語体で書いてあるので、いつもの回りくどい論述も、テレビで聞いているほどイライラはしない(^_^;) ただ、やっぱりカタカナが多様されたり、50ページくらいで済むような、似たようなことを延々繰り返すだけともいえ…
風雲児たち 幕末編 19 (SPコミックス)みなもと 太郎 リイド社 2011-07-27