思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

スパイダーマン ファー・フロム・ホーム


☆☆☆

スパイダーマン』シリーズは、余り好きでもなくて観ていないこともあるが、全然共感できなかった。
まず、『アベンジャーズ』ではトニーにつきまとう若者、という記号的なキャラとして主人公が魅力的でなくてもいいが、単体だと、いまいち。それに加えて褐色の肌のヒロインがこれまた美人じゃない(´Д`)
ドクター・ストレンジのパチモンみたいなミステリオが出てきて、これをジェイク・ギレンホールが演じているので、トニー役の俳優よりもちょうどワンランク下の人にしたのかな……と思わせて、敵だった(中盤で分かるからいいよね)。ミステリオのデザインがまた頭が球体で、これまたダサい。スパイダーマンのデザインもダサいし、アクション(バトル)シーンは、CC丸出しで、全然燃える決めカットや重量感がない。まあ、『スパイダーマン』にそれを求めるのは、寿司屋に行ってお好み焼きを食べたい、みたいなものなのかもしれないが。
これまたフェイクなのだが、本作の敵とされているのが、土、水、火などの四元素をモチーフにしたモンスター。序盤に出てくる水の精など、頭部はあるが顔はないので、やっぱりモンスターとしての魅力が薄い。
『ノー・ウェイ・ホーム』の前座として必要だから観たけど、私的には全然だったなぁ……(´Д`)

以下ネタバレ

武装までついている大量のドローンで、煙幕(?)を張って、立体的にモンスターを見せるのは、どう考えてもムリでしょ。幽霊的なものならできるだろうが、周りの建物や川をバンバン壊したり巻き上げたりしてるんだから。
モンスターといえば、クライマックスのロンドンでレンダリングしてた「合体怪獣」は、演出が怪獣映画っぽくて