思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

クライ・マッチョ

☆☆★

つくづくダサいタイトルだなぁ。
イーストウッドがヨボヨボで、そのくせそれこそマッチョっぷりを(作中でも、この映画の結構としても)演じているのがなんか鼻につく。乗馬シーンも、寄りのカット以外はスタントダブルだし、悪役のボディガードも腕だけのパンチ一発でノックアウトされる。『ジョン・ウィック』を見習えとは言わないけれど。
とどめは、メキシコの美魔女といい仲になって、最後はくっついてジ・エンド(ネタバレか?)。こんな、年寄りのマスターベーション映画見せられてもなぁ……。というのが感想。
女性と仲良く落ち着いてたり、知人の子供をメキシコに取り返しに行く、というところなど、やってることは『ランボー ラスト・ブラッド』と一緒なのだが、感想はことごとく逆転。やはり、スタローンの肉体に説得力なのか。
ヨボヨボのイーストウッドに対して、ニワトリのマッチョ君と、その飼い主の少年は日本人から見ても親しみやすいのがまた良かった。