ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー
☆☆☆★
映画かと思ってたら、Vシネ。
『ゼンカイジャー』は久しぶりに全話楽しく観たが、『キラメイジャー』はあんまり観ていない。
改めて、『ゼンカイジャー』はかなりメタ的かつ、勢いのあった作品だったなぁと再確認。
変身&名乗りシーンが、毎回違うセリフ、というのも楽しみの一つ。本作では、中盤の山場である焼き肉にまつわるもの(^^;)
ストーリーは、四つの石を集めると願いが叶うという石を、「金色のゴーカイジャー」が盗んだという話を聞いて、ルパンレンジャーがゴーカイレッドを探している、というところから始まる。ゴーカイゴールドなるジャーは存在しないのだが、それが明らかになるところでは笑った(具体的にはネタバレで。というか、戦隊ファンなら、そのセリフが出た時点でわかって当然なのだが)。
キラメイジャーの時雨が、『ベイビー・わるきゅーれ』の金田(だっけ? 掃除屋の)だったとは、気がつかなったなぁ……。
3つ目の戦隊であるセンパイジャーとは、ゴーカイレッドが連れてきた、歴代の主だったレッドたち10人くらい(もちろんみんな変身後)。中でも、ゴーバスターズがいたのが渋い。何が渋いって、ある意味でリアルを追求した極北な作品なので、名乗りも時も、ただ名前を言うだけなんだもん(^^;)
総論としては、『ゼンカイジャー』のパワーで最後まで引っ張れた、というに尽きる。
なお、エンドロールは、テレビ恒例のダンスだが、テンポも雰囲気も違う『ゼンカイジャー』と『キラメイジャー』の二曲を、そのまま櫛の歯状に交互に流す、というあり得ない構成。せめて、テンポは同じにして、一人の作曲家にリミックスさせろやー(´Д`)
以下ネタバレ
序盤の「謎」である、金色のゴーカイジャーというのは、『ゼンカイジャー』の第三勢力として、お邪魔キャラだったツーカイザーのこと。全話見てたくせに完全に忘れてた(^^;)、むしろ、変身前の兄妹の姿のほうがインパクトがあった、ということか。