思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

夢の涯てまでも

☆☆☆

『ベルリン 天使の詩』のヴィム•ベンダース監督による、約5時間の映画。情報がほぼゼロだったので
恐る恐る観たが……。濱口竜介監督の『親密さ』みたいなやつかな……とか思ったが。
見た目は古いので、70年代の設定かな、と思ったら、変なテレビ電話や、どこかでみたようだが思い出せないカプセル型のバイクが出てきて、どうやら近未来SFらしいことがわかる。車も、ときどき、言い訳みたいに架空のやつが出てくるのは、予算の都合なんだろうねえ。
作家である夫と、私立探偵的なことをやっている内に、世界旅行することになる。それと並行して、某国の原子力宇宙ステーションが墜落する、盲目の人の視覚を再生(正常化)させる技術の開発、などのサブプロットがある。
濱口竜介映画ほど、ダレ場はないのだが、私的に興味を引く要素もなかったので、2時間は付き合ったものの、その後はほぼ早送り。
内容的には、1クールのSFチックな連続ドラマの総集編(というか一気見)、という感じ。