☆☆☆★
ケーブルテレビの解説に「監督独特の美学による」とかあったので興味を惹かれた。こんなタイトルなのにR15であることも。
本作は、ギリシアの神話時代の、人間テセウスが神々の一員となったエピソードを映画化した、らしい。ギリシア神話は全然覚えてないけど(^^;)
物語がどうとかよりも、本作は解説にあった通り、ビジュアルが全て、と言っても過言ではない。
ギリシア神話版の『300』というのがいちばん近い。あとは『マン・オブ・スティール』が、鎧のデザインをはじめ、キャストまで含めてそうとう近い雰囲気。
とうぜん『ロード・オブ・ザ・リング』の影響は絶大だが、画面を暗くして目立たなくしてはいるが、どうしても低予算感が否めないが、全カットのレイアウトをバッチリ決めて、色調調整で重厚感を出そうとしているあたりは『キャシャーン』的でもある。細かいところでは神々の圧倒的な強さとスピードを表現するのに、攻撃した敵が空中に浮いている間に別の敵を攻撃するあたりは『ザ・ワン』か(^^;)
