思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

オーク


☆☆☆

自主制作特撮映画。45分。
映像的には文句なし。内容も、デザインも、平成以降の『仮面ライダー』と雨宮慶太作品を合わせたようなもの。通り魔に殺された奥さんを甦らせるため、悪魔(魔女)に魂を売った男と、ふとしたことから変身アイテムを手にした男の対決。
映画観賞としてはあり得ないが、音声も字幕も消して観たら、普通に「メチャ凄い!」となるレベル。エフェクトも、テレビの仮面ライダーと比べても遜色ない。
ただし、自主制作映画の常というか、限界というか、役者の演技はやはり残念。女性陣はアイドル役者でもありがちな、及第点。男性陣は、特に喋りがぎこちないのは惜しいが、それでももっと酷い一般映画もちょいちょいあるけどね(^^;)
最後は悪役が改心してめでたしめでたしとなる。でも、せっかく玩具会社からの要求や、子供向けゆえの配慮もいらない自主制作映画なんだから、雨宮慶太作品以上にハード/ダークな結末にして欲しかったなぁ……。
ヒーローがカエルモチーフというのも変わってるが、カエルには見えなかったけど。