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『ゾンビランド　ダブルタップ』☆☆☆☆

まず１０年ぶりの続編、という情報が重要。それを知らなかったので、ヒロイン姉妹が出てきた時に、男性陣は続投なのに女性陣は役者変更？　と思ったほど。特に妹のほうは激太りというか、超グラマーになったというか、完全に大人になったというか・・・『１』は先月観たところなのに、思わず記憶を疑った。
冒頭に「数あるゾンビ映画の中から本作を選んでくれてありがとう」なんてスーパーの放送みたいなナレーションを入れるほどメタ的な映画なんだから、１０年後設定にするべきだったのでは？　１０年間も電気とかのインフラが保たないから、というそこだけ妙にリアルな設定にこだわったからなのか？？
本作のをひとことでいえば、いかにも現代的なウザいパリピ女が出てくるのが特徴。トリックスターとして本作をかき乱し、時に真実をズバリというとか言わないとか・・・。
また、中盤に出てくる主人公の男性ペアとそっくりな二人組が出てくるのが楽しい。あっさり退場するのが実にもったいない。それだけで１作作って欲しかったくらい。でも、そっくりな故に、「親しい人がゾンビに噛まれたら、躊躇わずに殺せ」ルールがないのがおかしすぎる。
ゾンビの多様化・強力化インフラも２作目にしてすごくて、なかなか死なずに『ワールドウォーZ』バリに突進してくる大量の新種まで出てくる。
正しい続編のあり方として、ラストではモンスタートラックを使った無双シーンは楽しかった。同じく中盤に出てきて一時退場した黒人女性がハン・ソロバリに助けに来るなど、ひねりのきいた構成もいい。
エンドロール中のボブ・マーレーのネタは１から１０までさっぱり分からなかった。アメリカ人なら誰でも知ってるのかなぁ。そもそもエルビスもそうだけど。