ＮＨＫ「ヤクザマネー」取材班
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講談社
平成19年に放送された、ＮＨＫスペシャル放送されなかった部分も収録されている。番組はの放送は知っていたが当時は関心がなかったので未見。当時は暴対法が施行された直後で、その後、さらに暴力団排除条例によってさらに厳しさを増し、暴力団が地下に潜ることになるのだが、その前の話である。
元凶とされているのが、市場の活性化とか、マスコミでは「善」とされている、ＩＴを中進とするベンチャー企業優遇の風潮。実際には実績も注文展開予約もない会社には、銀行は金を貸してくれない。商機を逃したくない会社は、ヤクザマネーに頼るしかないのだそうだ。
「暴力団の資金は短期間で巨額の資金を調達できるメリットがある一方で、その分多額の手数料を請求されるケースが少なくない。（略）株取引の利益とは関係なく調達した資金全体の10パーセントもの手数料（略）
「うまくいっているときは暴力団は
何も言いませんよ。（略）でも一度失敗すると、別の儲け話を持ってきて穴埋めしろということになる。こうなったら暴力団の企業舎弟と同じですよ。ヤクザを儲けさせるためだけに仕事をするようになってしまう。」」
