☆☆★
公開当時から観るつもりはなかったが、押井守が宮﨑ジブリ映画の中で唯一、部分的にせよ褒めていたので、「じゃあ観てやろう」というスタンス(^^;)
出てくる要素が、どれも前後の宮﨑映画で観たものばかり。もちろん、同じテーマを語り続ける映画監督というのもよくいるのだが、同じ見た目を繰り返す、というのはどうなんだろうなぁ……?
観客が見たいものを見せているだけ、というのは商品としては正しい供給姿勢ではあるのだが……。
また、いくら呪いをかけられたとは言っても、主に子供向け長編映画の主人公が老婆ってのもなぁ……。
あと、せっかく「動く城」をCGで作ってるのに、動きが『ナウシカ』の王蟲と同じ、密着マルチそのもの、ってのも、保守的にすぎると思った。