思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ダークナイト再

☆☆☆★

再見。『ジョーカー』が、映画としては面白いものの、『バットマン』のライバルとしてはモヤモヤする内容だったので、改めてブルーレイを購入。
まず、もうちょっとジョーカーとの対決を全面的に描く内容かと思ってたが、検事バーニー・デントがもう一人の主人公である。『ハカイダー』のハカイダーとミカエルの関係によく似ている。
ジョーカーは、あくまでもゴッサムシティにおけるヒーローの役割、というテーマを再考するための触媒、あるいは狂言回しとしての役割しか持たされていない。
また、特に映画『ジョーカー』のアーサーからのジョーカーと比較すると、本作のジョーカーは、かなりクレバー。脱出する二艘の船に爆弾をしかけて、起爆スイッチをお互いに持たせるなど、まさに市民を試すメフィスト的な存在だ。
そう考えると、アーサーが夢想したジョークこそ、本作ではなかったかと思えてくる。自分を理想化するところも含めて(^^;)
あと、ヒロインのレイチェルに交換が持てなかった。私だけなのかもしれないが、全然美人じゃなく、猿(というかオランウータン?)顔だし、デントとバットマンに二股なのもクソだし(´Д`) 恋愛映画としてみれば、「二人の間で揺れ動く恋心」なのかもしれないが、そんなこと知らんし。