思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

9 9番目の奇妙な人形

☆☆☆★

短編の人形アニメを長編CGアニメにしたものらしい。
確かに、麻布でできた人形なのてま、それがリップシンクとかしてるもんだから、CGだと歪むのだ。そこは、歪まないような細やかなレンダリングとか、完全に人形アニメかにしてほしかった。
ストーリーは、凡庸な、というか、欧米というより、日本の子供向けアニメ。主人公が周りの現実的な反応を振り切って、希望にすがり、結果的にそれがたまたま功を奏する。
人間滅亡後の人形が主人公で、獣のような機械が敵。その背景としてちょっとダークというかシニカルなSF設定が特徴で、そこは子供向けじゃない(^^;)
基本的には2つ目だが、一つ目がいたりして、まんまる目とか、ミニオンっぽい。瞳がシャッターなのは面白いが、これも人形だからの設定でしょ。
小さいものが大きな獣と戦うというキャラ配置じたいは『ガンバの冒険』に似てるが、その差はキャラ描写に情熱がないからかな……。