思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

下田直人『人が集まる会社 人が逃げ出す会社』を読む

印象に残ったところ

「自分(自社)も含めた理想の公共の状態の達成を目標に置くのだ。そうすると、周囲はその達成のために協力する仲間となっていく。「みんなで、共に」何をするのかという発想になる。」

「儲かることが人を不幸にするのであれば、あえて目先の儲けを捨てることもある。」

クレドづくりでは、はじめに各メンバーが自分の将来やありたい姿を考え(略)会社の将来も考えた。(略)これらの一見バラバラなものを付箋に書いて模造紙の上に並べ(略)「統合できるね」「ひとつになるね」(略)腹落ちしている(略)と、クレドが(略)本当に自分たちのためになるものとして有効活用されていくようになる」

「経営者が実践して、または習得してよいと思ったことを社内(略)とシェアしていくと(略)すっと全体に馴染んでいく。(略)冷やす会社の経営者は(略)セミナーを受講したり、本を読んだりするときの動機が、「従業員にやらせるいいものはないか!」というところにある(略)と、(略)話していることに迫力もなく、(略)社内に抵抗感のようなものが生まれ、うまくいかないことが多い。」