思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

バイオハザード ヴェンデッタ
☆☆☆

ゲームもミラ・ジョヴォヴィッチの映画もほぼ知らないヴァタシ(¬з¬)
冒頭のホラー調演出は、プロデューサーではあるが、清水崇らしさが出ていて良かった。ホラーから、ゾンビアクションにリレーする演出じたいは正解だろう。
フルCGだけあって、対決ショットを真横から撮ると、モロに『鉄拳』っぽくなって宜しくない。ゲームみたいな動きをしそうに思えてしまうのだ。
タイトル後の研究所のシーンは、手抜きというか、修正・調整する時間が足りなかった?特に肩パットいれてるみたいな腕周りが気になった。女の顔の顎も尖っていたのが、後のカットでは修正された感じ。
女の顔で言えば、ホテルでシャワーを浴びて黒髪っぽくなってるのが好き(^_^;)
終盤の、「映画秘宝」でも言ってたガン・カタ風アクションは、リアルなのと中間斜めを行ったような仕上がり。
屋上シーンは、モロに『鉄拳』。トロールみたいな奴が『解放しろ』と言われただけで拘束具がはじけ飛ぶのはいかがなものか。自分で取れるなら、拘束具の意味ないやん?
その融合後のレンダリングは、なんか『ゼイラム』ラストのミニチュアコマ撮りみたい。
最後に落ちそうになって爪を伸ばしてオスプレイに繋ぎ止める際に、同時に(意図して=狙って)女スナイパーを串刺しにするのが最高!
その前のそのスナイパーのレールガンのシン・ゴジラか!?というべらぼうな破壊力も良かった。ただし、いま考えると、バイクシーンが『ミッション・インポッシブル2』のオマージュだったのと同じく、パロディとして作ったものかも。
解毒剤を撒く(ゾンビが死ぬのではなく、生きて人間に戻るのはご都合主義だとは思うが)シーンから、エンドロールに繋がる川井さんの曲は素晴らしい。これだけで『映画見た!』という気分にさせてくれるのだ。