再読。
特にメモするようなことはなかったが、気付いたことが。
これ、基本的には4コママンガであるにも関わらず、異常に読むのに時間が掛かるのは何故なのか。
吹き出しが活字ではなく、全ていしいひさいち氏の手書きだけではなく、文字数じたいも多い。
内容じたいも取り上げられている50人もの哲学者の思想のエッセンスというか、核心部分が連打されるので、密度が異常に濃いのだ(編集部による解説も含めて)。
このへんの密度は『ソフィーの世界』なんて目じゃなく、同ページ数の哲学単行本にも引けを取らないだろう。
現代思想の遭難者たち 増補版 いしい ひさいち 講談社 2006-06-21 |