思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

轟轟戦隊ボウケンジャー

ベネ!(よし!)*1
ピンクエピソードだっていうのも良いが、変な合体とかも見られたし。
ブラック、イエローに加えてチーフまでも動物に変身させられるし、ツクモ神はいろんな手品師のパロディだしで、基本的にギャグ回なのだ。
その割にはツクモ神への作戦を立てるピンク、夜に悩むピンクなど、ドラマとしてしっかりした真面目なところもありで、そのあたりはさすが會川昇シリーズ脚本だけあるわ。
プレシャスの指輪を、どこからともなく現れたシルバーがヒョイとシズカから奪うのも笑えるというか、楽しい。名乗りを上げようとして中断されるのもギャグだな。
このへん、どうも子供むけ番組のセルフパロディの感がある。
変身を解く薬とプレシャスを交換、というのが罠で、ツクモ神を倒せば変身が解ける、というのは普通は大きなお友達が見ている時にツッコムことであって、番組中でそこまで登場人物が読むっていうのは子供番組ではあまりなかったことだし、そういうのは嬉しい。まあ、そこまで計算したのがピンクだったっていうのも輪を掛けてるのかもしれないけど。
今回はボウケンジャーも虐げられていたぶん怒りのパワーで、ツクモ神が巨大化しても瞬殺かと思いきや、意外と手強かった。
サイレンビルダーの両腕にドリルとショベルが換装された合体は、元が腕が短くて不細工なのとは逆にプロポーションが良い体型といえる。
最後にそれがピンクのアドリブだったっていうオチだが、ちゃんと中盤でブルーと悩んで話していた伏線の回収だったので、そのあたりの構成も巧い。
それになんといっても最後のピンクのウィンクのスチールで終わるのもナイス(*^_^*)