思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

チャップリンの独裁者

冒頭は見たことあったけど、終盤は見たことない…以前録画し損なったやつかな…?
第一次大戦で従軍したユダヤ人ドイツ兵とヒトラー(作品内での名前はヒュンケル)をチャップリン一人二役で演じているので、当然入れ替わりが予想されるのだが、それが最後の最後、というのは入れ替わりネタを嫌と言うほど見ている現代人としては逆に新鮮だ。
ただ、最後の演説の理想論は、言ってることは正しいし、そこそこ胸を打つのだが、リアルに作品世界のシミュレートをした場合、絶対偽物だとバレるよな…。
あとは『黄金狂時代』とかが昔のフィルムならではのコマ落としだったのに、本作は普通のスピードだったり、高射砲のセット(?)とかに金がかかっているのがチャップリン映画のイメージとは違っていた。
笑いのパターンとしてはドリフで見たようなのばっかり…。ってことは当然ドリフがチャップリン喜劇を好きなんだろうな…。基本がサイレントだから万国共通ってこともあるんだろうし。
特に志村けんの演技はモロにチャップリンのパクリ(?)だ。