思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『ワイルド・スピード アイスブレイク』

☆☆☆

荒唐無稽度がさらに加速。ストーリーも、シーンごとの展開も、ご都合主義の塊・・・と思っていたが、終わるころに気がついた。これ、子供向けアニメそのものやん(´д`)
爆風に包まれても全然怪我しないヴィン・ディーゼルが、何回も天丼するし。
本作では、ドミニクが敵に? というわかりやすいストーリー。妻子を人質に取られた・・・というのだが、そんやついたっけ?? 元カノ?? さっぱり分からん。
おまけに、人質を奪還したら「ファミリー」に復帰するのだが、今カノとか、何の説明もなく全面的に許すとか、脚本の整合性とかリアリティ的にありえん。
脚本のセオリーとしては、主人公を追い詰めるほど、ラスボスをやっつけた時のカタルシスが増すのだが、なんと、逃してるやん(@_@) 次回作へのヒキなのか、出演料が高そうなシャーリーズ・セロンが、自分が死ぬのだけはやめて、という契約だったのか。
邦題たるアイスブレイクも、潜水艦が氷を突き破って車の背後に浮上するシーンは、怪獣映画っぽくて良かった(^_^;) ただし、このシークエンスでは、誤射とかこの潜水艦周りの破壊とかで、主人公の敵側だけに被害が及ぶ、というのもありえないし(´д`)