☆☆★
第四回八王子ショートフィルム映画祭 グランプリ。
しがないNHKの下請け契約営業マンの話。メインの俳優に華が無いのを別にすれば、撮影・編集など、ソツのない作り。
タイトルからすると、こいつが実は……と予想させるが……。
こと、主人公が好青年には見えないのが、リアルではあるが、共感もしづらい、というのが、アンビバレントだ(^^;)
以下ネタバレ
受信料を払おうとしない若者と、同棲中の女。玄関先で揉めている最中に、奥から「払おうか」と声がかかるのは映画『渇水』と同じ。
それが、その女が男を見限って出てゆく際の嫌がらせとして、契約に呼び出すと、その女といい感じにらなりかける……。という、ピンク映画なみに都合のいい展開。ちょっと仙台を舞台にした短編とある意味、同じようなお話ではある。
タイトルの意味は、この女が、ダメ男から見たら、嫌な（悪しき）客人であった、ということなの？？
