思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レオパルト メクサス



タコム 1/35 レオパルト メクサス
頭悪い言い方をすれば、フォルムが格好いい現用戦車。
増加装甲の形状とかは、イギリス系でも、イラン系でも、アメリカ系でもない。敢えて言えばイランでパットンに増加装甲を付けた、ティランに似てけど。
輸出元のドイツでカスタムしたのか、カナダ陸軍が買ってからイスラエルみたいに魔改造したのか、どっちだろう? 現用戦車図鑑とかに載ってる以外では、ほとんど詳細を読んだことがないんだよなぁ。カナダ軍じたいがマイナーなのか。
増加装甲は箱組みで、砲塔はすきまなく組むのが難しい。後部と両サイドを一気に組んで、マスキングテープで強引にくっつけた。逆に、前部の増加装甲は、同様にやったのだが、右に隙間が空いてしまった。
後は、まいどミスしてる気もするが、牽引ケーブルの長さ。書いてないので、そのまま半分に切ったら長すぎた(^^;)
書いていないと言えば、履板を何枚作るかも書いていないが、こちらは現物合わせでそんか問題なかった。連結は履板の両サイドにあるピンに、軟質素材のコネクターを差し込むだけ。あとはセンターガイドも接着剤いらずで連結可動履帯ができる。そういえば同じタコムのメルカバ2もそうだったかな。すごいぞタコムの技術力! ただし、2、3個、履板のピンは折れたけど、予備は充分あったのデザイン問題なかった。
説明書的には、塗り分け指示がほぼ皆無なのは困った。ネット上でも画像がほとんどないんだもん(´Д`) しょうがないので、箱絵だけを頼りに、あとはテキトーというか、これまでの現用戦車の経験値から類推して塗り分け。いちばん気になったのは、後部中央にある、なんか十字のマークみたいなところ。ここは赤とか黒で塗り分けというか、マークが図形だと思うんだけど、わからないので車内色のまま。
塗装といえば、予想はできたので、車体のほうはリアクティブ・アーマーの接着前に塗っておいたのだが、砲塔は増加装甲が複雑で、メルカバの時のように、斜めになったり隙間が開きそうだったので、先に接着したのが失敗。細い筆を突っ込んだり、シャバシャバの塗料を流し込んで黒っぽく塗れると思ったんだけど、予想以上に空間があって、成形色が残る結果になってしまった。なんとか、目の前で覗き込まないと見えないくらいまでは頑張ったけど。実車の構造的にも面白く、この増加装甲は、スラットアーマーくらいの距離に本体と離してあるのがわかった。てっきりメルカバみたいに砲塔にくっつけてあると思っていたので。
そういえば、車体の前半分はドイツ旧軍の重戦車マウスっぽいよね。
付属のフィギュアは、なぜかカナダとは何の関係もなさそうな、中東の民兵? シワのつながりがおかしいのは分かったんだけど、整合性が取れるように修正出来なかった(^^;)こだわるほどの愛ちゃくもなかったし。
そういえばエッチングパーツも割と使ったほうだけど、砲身の基部とか、よくわからん、しかも見えづらいところばかりで、あんまり効果なかったかも。
なお、ウェザリングは戦車模型製作の醍醐味でもあるが、現用戦車である事に加えて、実戦のイメージがわかなかったこと、スクウェアなデザイン的に、なしとした。履帯だけは、ポリ素材のサイドキャップがあるので、全体的に砂ぼこり汚れをつけた。アクリジョンの下塗りからのミスター・ウェザリングカラーによるもの。
本体色は、ちょうとイメージにピッタリだった、タミヤアクリルのスカイに、ちょっと他の色を混ぜたり、ミスター・ウェザリングカラーの白、緑、青でドッティングやカラーモジュレーションっぽい感じに。要するにムラをつけて、退色表現っぽく。