思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

八九式装甲戦闘車



ピットロード 1/35
中古で、定価よりちょっと安かったので購入。自衛隊車両もだいぶ作ったものが増えて来た。
中古でも定価より高いものが当たり前になったコロナ騒動後、安いのには理由があったのを、作ってみて痛感することになる(^^;)
まず、合いが悪いパーツがいくつか(いくつも?)ある。感覚的には、前世紀のキットを作っている感じだ。
ますは、銃眼。てっきり三対は左右対称だと思っていたので、これはプラモを作ったからこその発見だった。うち、全然合わないのが三箇所。めんどくさいからほっとこうと思うくらいの隙間だったが、この車両のアイデンティティなので、頑張って瞬着で埋めました(@_@)
逆に、挫折したのが車体後部。車体上下を別々に工作、下塗りしようとしたのが失敗だった。塗装まで済ませてから発覚したのだ。いちおうは塗る前に一度は置いてみたんだけど。ブラの厚みプラス1ミリくらいはズレてし、近くに箱状のディテール(排気口?)もあるので、削りもできず、延長も、側面のOVMの位置関係が間抜けになるので断念(@_@) まあ、後だしいいか(^^;)
さらに難関が、これまたチャームポイントの、砲塔側面のロケットランチャー。完全に6面とも板の箱組で、ダボもなく、ガイドとなる段差も微妙。上下左右すら説明書を凝視してもよく分からない。デカール貼りの段階になって、塗装図を見れば判明して、とりあえず上下だけは付け替えた(^^;)
エッチングパーツも付いてたけど、メッシュとかじゃなかったので使用せず。
履帯は、焼きどめだったけど、引っ掛けるだけでついた。短かったので、三対の穴のうち、ギリギリの穴一対で引っかかっているだけ。これまでの経験上、ウェザリングカラーとかは剥がれるので、アクリジョンのダークアースで軽く塗った簡単仕上げ。陸自車両だからこれでも充分。
結果的には若干チグハグだけど、ウェザリングは、やってみたかった、模型的演出なしのリアル仕上げ。白っぽい単色の、乾いた泥を表現。
フィギュアは、歩兵用らしく、4体付属していて、銃火器も色々選べるのが良い。ただし、顔は他のキットの流用なのか、2人は完全にドイツ人(^^;) 服装は、陸自迷彩ではなく、お手軽のオリーブドラブ風。こんな単色の服もなかったっけ? 顔の塗装も、今回は割と上手くいったかと思ってたら、眉毛で失敗(@_@)
さくっと作るつもりが、合いの悪さに泣かされた。