思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

アーマーモデリング 2012年2月号』
☆☆☆★

戦車模型製作の観点から紹介するツール特集。なんとなく(あからさまに?)手抜きっぽいが、中には「あ、こういうのは知らなかった」という発見があるので、読んで損はない。

岡プロが陸自トラックを語る対談、そして『現用戦車は燃えているか』はスーパーシャーマン。別冊未収録なので必見だった。ただし、製作記事が二ページなのは欲求不満。4ページは欲しい。
ニューキット紹介では、未塗装ながら、エイブラムスも運ぶ米陸軍大型トラックの作例が凄まじい。色まで塗った作例はどこかの模型誌にあるのかな?
あずさ式写真館は、番外編的にアメリカ兵。ただし、メイクのグアムがドイツ人(男性)っぽいけど(^_^;)
上田信『戦車大百科』では湾岸戦争でのエイブラムスの怪物っぷりも興味深い。
本書で一番驚いたのは、シャーマン道を極めるメーカー・タスカがたった社員三人の会社だということ。

Armour Modelling (アーマーモデリング) 2012年 02月号 [雑誌]Armour Modelling (アーマーモデリング) 2012年 02月号 [雑誌]

大日本絵画 2012-01-13


『スケールアヴィエーション 2017年 05 月号』
☆☆☆☆
イラン軍特集。いうまでもなく、タミヤの48トムキャットにイラン空軍のデカール(塗装図)が入っていたからであろう。当然、大日本絵画『イラン空軍のトムキャット』が出たからでもある。
記事中でも触れられているように、禁輸(制裁)措置によって兵器の供給が不十番な中で、どうやってやりくりするか、という姿勢がフィンランド軍に通じるものがある、というのは少しでも世界の軍事事情を知っていればすぐに連想するところ。
確かに、トムキャットだけでなく、ミグなどの東側機体、そしてサエゲなどの独自改良機体など、妙な魅力がある。この辺はイタリアやインドなどのB級国家ともまた違っている、もちろんイスラエルなどとも。
前号からの改良点として、製作記事も冒頭では紹介されているが、他の作例では少ない。中でも、筆塗り派としては、MAX渡辺による32トムキャットの迷彩の途中経過が気になる。まあ、メルカバとかメガサイズガンダムとかと同じ、ってことなのは分かるけど。
今回も、巻頭から巻末まで、ほぼイラン軍機ばかりの総力特集。ヴァニラ・エアだけは理解(共感)できんが…。いわゆる朝鮮立ちも含め、なんか韓国っぽいんだよねぇ…(´д`)

Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2017年 05 月号 [雑誌]Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2017年 05 月号 [雑誌]

大日本絵画 2017-04-13

「プラモを褒める」特集。一年ぶり、というより毎年の恒例企画にする(したい)らしい。
ランナーのドアップはいいとしても、文章が少ない。アップはともかく、もうちょっと他のランナー(パーツ)の構成も見せて欲しい。関東のトム・クルーズのモノマネ芸人のグラビア(?)に至っては意味不明。まだその人がモデラーで、当人が執筆しているならともかく(最初はそうかと思った)、ただの『トップガン』っぽい絵柄を狙っただけなのだ(´д`)/
今年は、模型誌を色々読んでいたこともあって、知らないプラモはあまりなかった。表紙にもなっている盆栽プラモ他、数点くらい。

ホビージャパンエクストラ2017spring (ホビージャパンMOOK 786)ホビージャパンエクストラ2017spring (ホビージャパンMOOK 786)

ホビージャパン 2017-04-28