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『アーマーモデリング　2011年1月号』
☆☆☆★

分割付録キットの完結編として、本誌モデラー陣による作例を掲載。どれもテストショットを用いたものだが、高石氏によるもののみ、以前からコツコツ作っていたレジンキット。
吉岡氏のものは、製作ガイドも兼ねたもの。整形のコツから、筆塗りの注意点、そしてヴィネット仕上げまで順を追って解説した（非常に役立つという意味で）教科書的なもの。
竹一郎氏のジオラマ製作記事は、なんといっても凄まじい完成度のフィギュア！見出しの文章がいかにもローガンらしさ全開。
支那大陸での八九式の写真が、順を追って掲載・解説されている資料もありがたい。九七式とかもいたと思うが、時期的に入れ替わりなのか、見切れている写真はない（ルノーはある）。
キットの説明書も兼ねているので、塗装五面図があるのが良い。
この時期の本誌にちょくちょくある、史実に忠実なジオラマは、個人的には面倒でかったるいコーナー。「低級」とは正反対の記事が並立しているのが面白いというべきなのかどうなのか…。
スウェーデンのAPCは、Sタンクゆずりなのか知らないが、傾斜装甲と寒色系の迷彩が格好良い。

Armour Modelling (アーマーモデリング) 2011年 01月号 [雑誌] 大日本絵画 2010-12-13