思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ハセガワ スペースシャトル


ハセガワ 1/200 スペースシャトル(ブースター付)

飛行機とロケットのいいとこ取りの機体。なんと言っても、量販店価格で1700円くらいとリーズナブルなのが嬉しい。比較するのかおかしいかもしれないが、バンダイの大人の超合金は、たしか2、3万もしたはずだからなあ。
箱を開ければ、安いのも納得。パーツ数は少なく、すり合わせも合わせ目処理も考えないパチ組みならば、15分くらいでできそうなレベル。ブースターなんて、ロケットノズルか左右1パーツずつなのを除けば、補助ブースターまで一体化した上でのモナカ割り。つまり、ブースター本体は2パーツなのだ。サイズ感も含めた少ないパーツでシルエットを見事に再現したこのへんの雰囲気は同社のSR-71Aに近い。でも、あっちが1/72でこっちが1/200だから、いかにスペースシャトルかデカいかが分かる。とは言え、小学生の時に作った記憶からすると、同スケールだったジャンボジェットと、全長は同じくらいかも。もちろんあっちは細身で翼長が長いので、ボリュームは全然違うんだけど。
ベースもデカいし、戦車好きとしては、四つのクローラー付なのも嬉しい。モールドはチャチいけど(^^;) 履板を一枚ずつスジボリ入れたけど、全然目が行かず、徒労だった(^^;)
肝腎のオービターは、ナナニイの雷電や、ヨンパチのジェット練習機くらいの大きさなのかな? ちゃんと凹モールドなのも嬉しい。
組み立ては、気をつけてクランプしたりしたのだけど、翼に隙間ができてしまった。胴体と同時に付けたの失敗だったみたい。先に翼の上下を完全乾燥まで待ってから、胴体に接着してテープ止め、が正解なのかな。
今回はせっかくのブースター付なので、打ち上げ前で飾るのが大前提。なので、おまけというか、コンパチ的にペイロードが開いて、中の衛星とマニピュレーターのパーツを見せられるが、その仕様はあっさり無視だ。
塗装はタミヤアクリル。補助ブースターの黒いラインは、モールドを掘り直してはみ出し対策を施してみたけど、やっぱりはみ出して、その度にカッターで削り落としたり、リタッチしたり。3、4回は繰り返すハメになった。
ブースターの白は半分、下地の白が透けている、結果的に半•成形色生かしとなった。オービターの白はキレイに塗れないと分かっていたので、ライトグレイを混ぜて塗りやすくした上で、ムラムラ塗装。白をムラなく塗る技術は身につけていないので(^^;) タミヤアクリルでもガイアカラーのニュートラルグレー1か、水性ホビーカラーのグランプリホワイト的な、白に近いグレーを出してくれれば、混色せずに済むのに……。濃いグレーはいろいろあるのに、白に近いグレーは抜けてるのはなんとかしてほしい。
燃料タンクは、箱絵は白で、横の完成写真ではオレンジだけど、説明書や、私のイメージでは茶色とオレンジの中間、という感じなんだよなぁ。そこで、ハルレッドを下地に、オレンジ、ブラウンなどを色々混合比を変えながらムラムラ塗り。モールドがないから埋める心配もなく、ここの塗装が一番楽しかった。ちなみに、燃料タンクは、初期バージョンでは白に塗られていた、ったのは知った上でね。
苦手な窓枠の塗り分けも、デカールを貼るだけで済み、塗装しなくて良かったよも助かった。
機体名のデカールは全種類あるので、単に文字の並びの美しさ(タイポグラフィ的なバランス)だけで、ディスカバリーを選択。ホントは機体ごとに細部が違うんだろうけど、そもそも燃料タンクと補助ブースターの間が「単なる板」である本キットをディテールアップするのも無益というか、大変すぎるので、そこは一顧だにせず。
そうそう、大気圏内外両用ゆえ、細いパーツがなくて頑丈なのも嬉しい。
しかし、自然光かつ逆光で撮影すると、なんかタージ•マハルみたい(^^;)