思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ヘル•ハウンド



コトブキヤ 1/72 ヘル•ハウンド

もちろん、映画のほうは10回以上は観ているわけだが、一年前くらいにふと欲しいと思った。
だが数年前に発売され、その後再販されていないプラモだったので、中古価格は一万円以上。さすがにそこまでの金は出せないので、ちょっと前にアパッチとコブラのなんちゃって改造で作ったりした。
たまたま中古店で、四千円以下と、リーズナブル(たしか定価は七千円くらいだったか?)で売っていたのを発見した。箱が歪んでたのがその理由かな?
驚いたのは、スナップフィットだったこと。おまけに、ブリードは基部が可動して後ろに畳めるし、主翼(ウェポンラックじゃなくて、ヘリのこの部分は、別の名前だったはず)まで格納状態(『パト2』で出てきた)である後ろに曲がった状態にまで可動するのだ。
接着派なので、そこまでの恩恵はなかったが、以前にテキトーに改造した作品は、主翼が垂れ下がったり曲がったりしたのが悩みの種だったので、このキットでは、エンジンポッドから主翼がスナップ式で簡単に抜き差しでき、しかもしっかり強度もあるのが非常にありがたかった。
このキット、パチ組みを見て違和感があった。全身がウネウネした気持ち悪い三次局面なのと、テールが跳ね上がりすぎだと感じる。
本当は、例のカトキ氏のイラストを再現しようという欲望は収まらなかったが、どう考えてもアパッチとコブラのほうが各部の形状が近いため、キットは跡形もなくなるので、断念(^^;)
胴体と尻尾の間にノコギリで切れ込みを入れて、隙間にプラ板だったか、ランナータグだかを挟んで角度を寝かせた。あとは機首周りや、エンジンポッドを、三次曲面を多面体にするイメージでガシガシ削る。もうちょっとやりたかったけど、裏打ちするのを忘れて胴体を接着した後だったので、これくらいで勘弁してやる(^^;) なお、機首周りはだいぶ削り込んだので、特にスリット周りのパネルライン(というより、スジボリというべきかなぁ)が消えてしまい、再生しきれなかった。でも、キットのラインが例によってあまりリアルだと感じなかったので、テープを貼ったりしての再生してはしていない。
水平&垂直尾翼も、河森デザインらしい、カトキラインとは真逆の気持ち悪い三角が組み合わさったシルエットなので、シンプルにカット。こちらも、ホントはプラ板から長方形で作り直すか、他のキットから持ってきたかったくらい。
素直なディテールアップ箇所としとは、ガトリング砲を削り込んで、別砲身っぽくした。砲口も開けてます。
塗装は、カトキイラストの、陸自ヘリ迷彩にしようかだいぶ迷ったが、シルエットが全然違うので、アニメ版の単色グレーに。作中だと、もっと暗い色な印象だが、手持ちのダークグレーがこれしかなかったので。劇場版では、夜か曇天な印象なので、昼まならこれくらいでは?
デカールもちょっとだけなのでラクチン。