☆☆☆☆★
前作も観ているはずだが、全然覚えてない(^^;) それでも、作中で、前作の内容はなんとなくおさらいしてくれるし（中盤にだが）、なんなら知らなくても分かる程度の関連なので問題ないだろう。
ほとんどモノクロで、画面の一部、あるいは人物だけがカラー。背景もパンフォーカスというより、コミックのモノクロ画面を意識したもので、実にクール。全カット、決まっている。
オムニバス形式で、それぞれが悪い市長を倒すという目的において、微妙に関連している。
最初のエピソードの主人公は、どこかで見たなと思ったら、『インセプション』のデカプリオの相棒のオールバックの人。
次の、ブルース•ウィリスの恋人だか娘だかのエピソードでは、『ブラッド ザ・ラスト•ヴァンパイア』や『キル•ビル』ばりのハードな殺戮アクションが楽しめる。ただし、アクションそのものは、なんか日本の戦隊ものの映画レベルの合成のような動きで、マーベル映画ほどの自然さはないけど。
ストーリーも、最初のポーカーの人が父親でもある市長を一度やられながらも倒すのかと思いきや、全く予想できない展開で、面白い。
同じコミック原作でも、『ウォッチメン』とも『300』とも違う、スタイリッシュな、遠近感が狂う不思議なルックだけでも、十分に一見の価値はある。
