思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ザ•ファブル2

☆☆☆☆

『2』ではなく『殺さない殺し屋』っていうサブタイトルはやめてほしいなぁ。サブタイトルを省略したのか、続編なのか判別しづらいやんか(´Д`)
それはおいとくと、本作は続編らしく、パワーアップ。ことに冒頭の駐車場アクションは、ハリウッド映画にも負けてないんじゃない? 飛んで、アクション的なクライマックスである団地での「工事用足場」を使ったバトルもややCG感は残るものの、崩れかけるところを駆け抜けるシーンは燃える! もちろん、足場の棒を持っての、内外上下に縦横無尽にアクロバティックに移動するアクションも凄い。
ただし、団地バトルで、ヤクザでもない堤の手下として、20人近い人数が集まってくるのは、ちょっとどうかと思ったが、カッコ良かったのでオーケーとしよう。前作とは異なり、改造銃でバシバシ撃って、相手が倒れるので、爽快感があったのは良い改良点だ。でも、足場からボンボン落ちてけど、絶対に何人も死んでるよなぁ……。
妹が台所で戦うところや、主人公が団地の扉が爆弾で吹っ飛ぶところなどでスローモーションになるのだが、それがわかりにくかったのが残念。それとわかる劇伴とかを入れて欲しかったところ。
コメディもわりとすき。なんかジャッカルこと宮川も、アホらしいんだけど、なんかクセになってくる(^^;)
私的には、山本美月のショートは、残念しごくだけど(´Д`)
佐藤妹のほうは、どちらが先かわからないが、『ベイビー•わるきゅーれ』に演技•キャラ的がそっくり。
と、これだけなら続編としても、内外問わず、いちアクション映画として秀作なのだが、問題もある。それが、悪役である堤真一と、車椅子少女との御涙頂戴ドラマだ。とくに、それが映画的なエピローグである森の中で、拳銃を撃つか撃たないかで、延々と数分間も続いたのにはドン引き(´Д`)
防弾チョッキで防がれた最初の一発で殺しておいて、あとは敵の用心棒との一騎打ちで締めておけば、文句ないアクション映画になってのになぁ……。