思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

エアーウルフ10

☆☆☆☆

コンピュータ•シミュレーションではあるものの、エアーウルフエアーウルフをやっている、という、シリーズのターニング•ポイントとなるエピソードだ。
ホークの目的的に、そんな堂々とCIAの研究所に機体を持ち込んでいいの? という気もするが。そこは、博士が元々エアーウルフ部隊(!)のパイロット候補生だった、という設定でフォロー。機体のデータ収集ということで、色んな機動を見せてくれるが、ヘリで車なみの間隔でスラロームをする、というとんでもないスタント飛行をサラッと流すのを見逃すのはもったいないぞ!
このシリーズは、毎回、一つで充分なのに、二つのプロットを走らせるのが定番なのだが、今話でも、それに加えて、研究所にスパイがいて、元パイロットの博士を籠絡して情報を盗もう、という流れがある。さすがにこれは不要かと思いきや、実際にシミュレーション対決中に機体を強奪にきて、博士が重傷を負い、エアーウルフで搬送中に、和解した博士に実機を操縦させる、という良い話としてうまくまとまる。
終盤では、そのデータ収集のために接続した機体のメインコンピュータを通じて、コンピュータ内にある設計図が盗まれかける、という危機も。これは、後のエアーウルフ2の伏線かと思ったが、盗まれたデータディスクは、ホークがミサイルでヘリごと木端微塵にしちゃったからなぁ。
次回予告が、密かにメインテーマ曲の微妙なアレンジを毎回(?)変えているのに気づいている人はどれくらいいるのだろう? 特に今回は、ベースが格好良かった。