☆☆☆
80年代？ のアメリカ映画だが、ベトナムでの壮絶な高地戦を描いた作品。
冒頭には、敵の攻撃で腸が飛び出たり、終盤には頭な吹っ飛んだりする（時代的にややチープさはあるものの、）激しい戦場描写もる。
韓国の『高地戦』や、日本の『野火』など、大きな影響を与えたようだ。
ネタバレもクソもないので書いてしまうが、終盤に、敵地に攻め込んだら、味方のヘリから敵と間違われてバタバタ撃たれるあたりの悲壮感、絶望感、怒りはドラマ的なクライマックスかも。
本当のクライマックスでは、ただただ泥の中を、丘の上に向かって、やられてもやられても（『二百三高地』のように）前進するのみだから。
残りは、ベトナムの売春宿や、戦地の描写など。拠点付近の、軍用車両がいろいろ止まっているところは、実にジオラマ的な絵になるシーンばかり。ベトナム戦争もののジオラマが昔から多いのも頷ける。
ファントムって、爆撃機としても使われたんだなぁ……。
