思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ポリスストーリー リボーン

☆☆☆★

シリーズは、見たような、見てないような……。本作は、ジャッキーが警官であるだけで、原題も違うし、当時のシリーズとは全く関係ない……と言いたいところだが、なんとエンディング曲があの歌のアレンジ新録音?!
配給会社が無理に頼み込んで歌をつけてもらった(昔のジャッキー映画ではよくあることだったらしい)んじゃないかと思うくらい無関係なのだ。
某ブログの感想にあったが、マーベルとかDC映画みたいな雰囲気。いろいろSF的なガジェットはあるが、要するに、ジャッキー対超人類。
タイトルが出ていなかったことを忘れるほどのアヴァンは、次々に仲間の警官たちがやられ、爆発しまくりのハードな展開で、凡庸な映画なら、これがクライマックスでもなんらおかしくないクオリティ。
タイトルの後はそこから一転、『カンフー・ヨガ』みたいに最近のジャッキー映画によくある軽いノリに。
最近のジャッキー映画によくある、女性ファン向けのお色気要員として、女装までするしょうゆ顔男(いわゆるイケメン)なんて、出てくる意味がほとんど分からん。娘を見守るのは、ジャッキーだけのほうが、父娘愛というテーマが明白になっていいやん(´Д`)
山口もえ似のジャッキーの敏腕部下のほうはヒロインとしと良いが(*^^;*)アクションもちゃんとできるし。
敵の女殺し屋が出ているシーンは、まるでジェット・リーが主演したヨーロッパ映画キス・オブ・ザ・ドラゴン』みたいな雰囲気。大針をアニメみたいにくるくる回すのが格好いい。
中盤の山場は、ジャッキー・アクションとして、シドニーのオペラハウス(?)を滑り落ちるシーンがあるが、結構スタントダブルが混じってるかも。
クライマックスはパラシュートなしでの落下だが、パラシュートにバウンドするなど、緊張感は、アヴァン・タイトルにまさっていないのが残念。
ある意味、アクション映画としては、アヴァン・タイトルまで観れば充分かも(^^;)