☆☆☆★
原哲夫の『蒼天の拳』は、『北斗の拳』のプリークェルーということで期待したのに、歴史ドラマみたいで地味だったので読むのを辞めていた。
こちらは、帯を見るに、ちゃんとバトルしてたので買ってみた。
確かにバトルは満載で、なおかつ『北斗の拳』のテイストはちゃんとある。でも、主人公のせいかとか、バディとのやり取りとかから、それ以上に感じるのは『ジョジョ』第２部のジョセフとシーザーなんだよなぁ。
私的には肝腎の絵は、トーンも含めた描き込みは凄まじい。でも、本巻の最初に出てくる女からして「？？」と思う。他の人物も、やっぱりヘンだ。デッサンがなってないのだ(´Д｀) 野郎どもだけなら、迫力を醸し出す為のマンガ的誇張表現かとも思えるが、隠しきれていない。でもまあ、ここまで頑張って描き込んでいるのに免じて甘受できるかな、というところ。
